このページについて 以下は、複数のよくある相談内容をもとに編集部が再構成した架空の設例です。実際にあった相談事例ではありません。登場する人物・地名は仮のものであり、金額・期間は状況によって大きく異なります。
このモデルケースの結論
接道が2m未満で「再建築不可」と判明した実家を、一般の仲介では複数社に断られたあと、訳あり物件専門の買取業者に売却したモデルケースです。仲介の相場より価格は下がったものの、現況のまま・契約不適合責任なしの条件で、査定から1か月半ほどで現金化できました。
経過(時系列)
相続登記の後、仲介の相談で「再建築不可」を知る(1か月目)
相続登記を終えたあと、近隣の相場を参考に大手不動産会社へ売却を相談したところ、担当者から「前面道路との接道が2mに足りておらず、再建築不可物件にあたる」と説明を受けた。それまで自分では意識したことがなく、想定していた価格での売却は難しいと言われて戸惑った。
複数の仲介会社に断られる(2か月目)
念のため別の仲介会社2社にも相談したが、いずれも「取り扱いは可能だが、買主が見つかるまで時間がかかる可能性が高い」「住宅ローンが使いにくく、購入希望者が限られる」との説明で、積極的な売却活動を提案されなかった。
訳あり物件専門の買取業者を探す(3か月目)
インターネットで「再建築不可 買取」を検索し、訳あり物件を専門に扱う買取業者3社に査定を依頼した。査定は1週間ほどで出そろい、価格に加えて、引き渡し条件(現況のまま可能か)や契約不適合責任の扱いを比較した。
買取業者と売買契約(3か月目後半)
最も条件が明確だった1社と売買契約を締結。契約不適合責任は免除され、家財の一部が残っていても引き渡し可能という条件だったため、片付けの負担が少なく済んだ。
決済・引き渡し(4か月目)
契約から3週間ほどで決済・引き渡しが完了した。査定依頼から引き渡しまで、通算でおよそ1か月半だった。
このモデルケースのポイント
- 再建築不可かどうかは、相続時点では気づかないことが多く、仲介の相談で初めて判明するケースがある
- 一般の仲介会社が消極的でも、訳あり物件専門の買取業者であれば取り扱えることがある
- 買取は仲介より価格が下がる傾向があるが、契約不適合責任が免除され、現況のまま引き渡せる点にメリットがある
- 査定から引き渡しまでの期間は、仲介より短くなりやすい
再建築不可の判定基準や、隣地の一部を取得して接道義務を満たす方法など、売却以外の選択肢も含めた解説は、再建築不可の実家を相続した場合|確認方法と売却・活用の選択肢で確認できます。
価格の目安(このケースの場合)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 近隣の取引事例をもとにした想定価格 | 通常の接道条件であれば見込めたであろう相場(参考値) |
| 買取業者3社の査定額 | 想定価格よりおおむね3〜4割低い水準で、業者ごとに差があった |
| 決済までにかかった費用 | 仲介手数料は発生せず、司法書士報酬(抵当権抹消等がある場合)程度 |
買取価格は業者によって差が出やすいため、このケースでも3社に査定を依頼して比較した。金額だけでなく、引き渡し条件や契約不適合責任の扱いも含めて総合的に判断することが、後々のトラブルを避けるうえで重要だった。
仲介と買取、どちらを先に検討すべきか
再建築不可物件であっても、時間をかけてよければ仲介での売却が不可能というわけではありません。まず仲介と買取の両方に査定を依頼し、価格と期間のどちらを優先するかで選ぶ考え方が現実的です。仲介と買取の違いは、実家を買取業者に売却する方法|仲介との違いと向いているケースで詳しく整理しています。
まとめ・次にすること
- 再建築不可は、相続後に売却相談をして初めて気づくことも珍しくありません
- 一般の仲介会社に断られても、訳あり物件専門の買取業者であれば売却できる場合があります
- 買取は価格が下がる傾向がある一方、現況のまま・契約不適合責任なしで進められる点がメリットです
- 複数の買取業者に査定を依頼し、価格と引き渡し条件の両方を比較することが大切です
同じような状況の方は、再建築不可の実家を相続した場合もあわせてご覧ください。
再建築不可の実家の買取について相談する
再建築不可の実家の買取について相談する株式会社ネクサスプロパティマネジメントの公式サイトへ移動します
広告:株式会社ネクサスプロパティマネジメント(A8.net)